くどちんのリハビリ室 ~理学療法士による関節痛のケアブログ~

【持論】痛みのない「快適な身体」に筋トレは不要です【動きを変えよう!】

LIFE 思考・エッセイ 関節痛・肩こり

こんにちは、くどちんです。
この記事では、僕の考えというか主張を述べさせて頂きたいと思います。

特段有益な情報ではないかもしれないですのでご了承ください。

主張内容とは「痛みのない快適な身体になるためには【筋トレ】ではなく「動きを変える練習をしよう!」というものです。
詳しく説明していきますね!

本記事の内容

※本記事の対象は、日頃「腰・肩・膝・首などの関節痛を患っている、またはそれらを予防しよう!」と考えている方です。
内科疾患や脳血管障害(脳卒中など)、整形外科疾患も含む「手術後」の方々は除きます。予めお伝えしておきますね。

痛みのない「快適な身体」に筋トレは不要だよね


テレビなどのマスメディアや、ネットメディアでは、腰痛や膝痛、肩の痛みなどの関節痛の原因として「筋力がないから」と言います。

また、実際に現場にいたのでわかりますが、医師も「腰が悪いなら腹筋とか腰の力をつけて下さい」とか「膝が痛いのは膝の筋肉が弱いから、筋肉つけて下さい」なんて言葉を患者さんにかけています。

誤った事を言っているとも知らずに・・・。

よく考えてみると脳は「弱い方」は基本使わない

本当に「弱いから痛めた」のでしょうか?
少し考えてみましょう。

人は「使いやすい部位を積極的に使う」という性質があります。
その方がエネルギーの消費が少ないからですね。

利き手を例にとっても、きっとお箸を持つ時「利き手」で自然に持ちますよね?
それってきっと「使いやすいから」ですよね??

なぜ非利き手で持たないかと言うと「使いにくいから」で、エネルギーをより消費するからです。
別の言い方をすると、使いやすい利き手の方が神経回路が活発であるとすると、「力が効率よく出しやすいから」と言うことができます。

さて、話を戻しますね。

先程、「膝が弱いから痛めるんです」と医師はよく患者さんに言う、と僕は話しました。
これはつまり「元々弱いから関節を痛めるんですよ」と言っている事と同じですね?

・・・さて、勘の良い方は気づいたと思います。

利き手の話を踏まえて考えると、医師の見解は矛盾している事がわかります。
どういう事かと言いますと、弱い方、つまり「使いにくい方」は、そもそも人は「使わない」ので、弱い方が関節を痛めるということは基本的にはあり得ないという矛盾です!

医師は運動の専門家ではないため、長年「痛めるのはそこが弱いからで、そこの筋肉をつければいい」と机上の空論を患者さんに唱え続けているのが実情です(実は一部の理学療法士の中でもこの考えがあるのが残念)。

では、関節を痛める原因が「筋力不足」ではないとすれば、一体何が原因なのでしょうか?

関節痛の原因は「動き方」や「姿勢」の問題がほとんどです


結論を先に言いますと、関節痛の原因は「動き方や姿勢」にあります。

日々の「動き方や姿勢」で積み重ねた関節への負担が、積もりに積もった挙句、「痛み」という形で「もうこの関節には負担をかけないで下さい」と身体からの最終警告が出されているのです。

では、動き方や姿勢の「何」に問題があるのでしょうか?

動き方や姿勢の「問題」ってなに?【答え:負担の偏り】

ズバリ「負担の偏り」です。
先ほど利き手を例にしたので、もう一度利き手を例にしますね。

「こっちは利き手だから疲れやすいんだよね」という会話をしたことが、または聞いた事がありませんか?

これが答えです。

今の会話をもう少し具体的に言うと「こっちは利き手でよく使うから疲れやすいんだよね」となります。
これは「使いやすい方に負担が集中している」という事を表しています。

腰痛であれば「腰」に、膝痛であれば「膝」に負担が集中する事で痛みが発症するのです。

この「問題」は気づかないところで進行している

「動き」「姿勢」の問題が原因で起こる痛みは、普段の何気ない動きが要因となり生じます。

また動きによって関節にかかる負担は「小さい」ため、明確なきっかけが思い当たらない点で厄介です。

先ほどもお話ししましたが、医師は運動の専門家ではないため、患者さんの動きを診て「その動きが問題だね」と指摘ができません。

そのため、画像に異常が見られなければ、湿布と痛み止めの処方で終わってしまいます。

なので一時的に痛みが落ち着いても、本当の原因は改善されていないため、再発する可能性が残ってしまいます。

最悪のケースは、痛みの発症→一時軽快→再発→一時軽快を繰り返すうちに関節がボロボロになり「手術」に至ってしまうケースです。

手術となると、時間的にも経済的にも、そして「精神的」にも負担がかかるので、なんとか避けたいところ。

そのためには「筋トレ」ではない正しい対処方法が必要なのです!

関節痛への対処・予防方法は「動き」や「姿勢」を変えること


関節痛への正しい対処・予防方法は、「問題となる動きや姿勢を変える事」です。

腰を例にしてみましょう。
下の動画のような立ち方は、腰に負担をかけ、将来的に腰を痛める原因になる可能性があります。

これは、反り腰による腰痛の方に多い動きのパターンです。
背骨を丸める事ができず、下半身の力を使えないため、腰に過剰なストレスがかかる立ち方になっています。

この場合は「立ち方」を変えるとともに、背骨を丸める練習をして背骨の柔軟性を高めたり、下半身の力の使い方を練習したりします。

このように「立ち方」という動き自体へのアプローチと、腰に負担がかかる動きになってしまっている「根本の原因」に同時にアプローチしていく事が正しい対策・予防になります。

その際、筋肉を活性化させるためのトレーニングをすることはありますが、基本的に「筋肉を大きくするような筋トレ」はほとんどのケースで必要ありませんね。

筋トレをしなくても快適な身体は作れる!【まずは持っているものを100%出そう!】


では、話をまとめますね。

  • 痛みのない快適な身体になるために筋トレは不要
  • なぜなら関節痛(腰痛や肩痛、膝痛など)の原因は「動き方や姿勢」の問題だから
  • 動き方や姿勢の問題とは、「負担が偏っている動きや姿勢」ということ
  • 負担が偏ってしまうのは、個人個人の「クセ」が原因
  • 動きや姿勢のクセにアプローチする事が根本的な対処・予防方法
  • だから「筋トレ」は不要である

巷では「筋トレ」が一種のブームのように行われているため、「健康になるには筋トレが必須」と思い込んでしまうかもしれません。

運動が必要という点においては間違ってはいませんが、「筋肉を大きくするようなウェイトを使ってのトレーニング」は万人に必要というわけではありません。

もちろん腹筋が割れている必要もありません。
実は、むしろ腹筋トレーニングによって動きがおかしくなる、なんて話もあります。

痛みのない快適な動きにするために必要なのは「今自分が持っている力を100%出すような努力」です。
手術や何ヶ月も寝たきりになっていない限り「筋力をつける」必要性はありません。

100%出せていない「自分の力」を100%出せるように、自分の身体を見つめ直して「隠れた力」を引き出していきましょう。

そうすれば、目標としている身体になれるはずです♪
がんばりましょう!

今回は以上です。

ありがとうございました。