くどちんのリハビリ室 ~理学療法士による関節痛のケアブログ~

【注意】怪我しないための「ドローイン」は意味がありません!【むしろ怪我のリスクが高まります】

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こんにちは、くどちんです。
まずはこちらのツイートをどうぞ。

最近はそこまで言われなくなりましたが、一時期よく耳にした「ドローインでインナーマッスルを鍛えよう」というのが、全くのウソだし、むしろ「危険」だということを体感したので、シェアさせていただきますね。

ぜひあなたも体感して肚落ちして頂ければと思います♪

【注意】怪我しないための「ドローイン」は意味がありません!【むしろ怪我のリスクが高まります】


ドローインをオススメしている人の言い分としては「ドローインをすると腹圧が上がるため、体幹が安定します!」というもので、研究論文なんかも出ちゃってるから、理学療法士業界でもこれを信じてドローインをさせており、体幹のインナーマッスルトレーニング=ドローインが蔓延しております笑。

また、ドローインで検索すると、ヨガのインストラクターやトレーナーの方もドローインをオススメしており「ドローイン=体幹を安定させる」という概念が完全に世間では出来上がってしまっています。

ですが、冒頭でも言いましたがドローインでは腹圧は「上がらない=体幹は安定しないんです」。むしろ「腹圧が下がって不安定な状態になります」
これは僕の体験を元に語っているので間違いありません。
なぜか?については、僕も参考にしたわかりやすい動画があったのでシェアします。ご興味のある方はご覧ください♪
腹圧について。ドローインやプランクでは腹圧は上がりません

ドローインで腹圧が下がる理由を簡単に説明しますと「ドローインはお腹周りを潰す行為で、まるでペットボトルを潰したような形になります。凹んだペットボトルは容易に潰す事が可能となるように、ドローインをした体幹はヨボヨボになってしまうので、非常に「弱い状態」になる」ということです。

体幹が弱い状態になると、手足へうまく力が伝えられなくなるので「手足の力も入りにくくなります」
つまり、ドローインは、体幹も弱くするし手足の力を出なくなり、パフォーマンスをするには最悪の身体環境にしてしまうんです!!!
なので、何かの動作に伴うドローインなんてもってのほか・・・。怪我のリスクを高めちゃいます。

「いやいや、そんなことないでしょ!笑」と思いましたよね?
では、本当にそうなるのかを試す方法をお伝えします。

【トライ】ドローインで身体が弱体化するのを確かめる方法


では、本当にドローインで力が入らなくなるのかを体験してもらいましょう!(百聞は一見にしかずです!)
一人でやる場合には壁に向かって立ち、二人でやる場合は向かい合って座りましょう(二人でやる方がオススメです)。

壁または人と向かい合ったら手を前に伸ばし、壁または相手と手を合わせましょう(相手も手を前に伸ばします)。
そこからやることは「押し合い」です。せーので押し合いをしましょう!

この時、①特に何も意識しないパターン②ドローインをした状態のそれぞれ2パターンで試してみて下さい。

二人でやった時にわかりやすいと思いますが、ドローインした時の方が踏ん張りが効かずに押されてしまうかと思います。
これが「ドローインすると力が入らない状態になる」ということの証明です。
※ドローインすると力が入らないあまり、脚など別なところを使って踏ん張ろうとする人もいますが、ドローインしないパターンと同じように身体を使うようにして下さいね(⇦これ注意!)

壁を押したパターンの人も、なんとなく腕に力が入らないというか、お腹に力が入らないというか、なんとも言えない「物足りなさ」を感じるかもしれません。
何度も言いますがこれが、ドローインをすると「弱体化」する証拠です。

もし体感できたら、もうこれ以上の説明は不要ですね。感じたままが全てです。

ドローインで身体は「弱体化」する

腰を守るなら「ブレーシング」の方がまだ良いです【本当は「勝手に入る」が理想】


ドローインは、トレーニングやパフォーマンス中の腰を守るための方法として用いられる事が多いものですが、先ほどそれが「全くの逆効果」であることを証明しました。
では、腰に負担がかかる際に腰を守るためにはどうすれば良いのでしょうか?僕が強いて言うのであれば「ブレーシング」オススメします。

「強いて言うならば」ですよ?

ブレーシングはお腹を固めて腹圧を高める方法です。
僕もやってみましたが、確かにこれなら腰への負担を減らす事ができるので、比較的オススメできます♪
ブレーシングの詳しい方法についてはこちらの動画をご覧ください↓(ドローインとブレーシングについても解説されてます!)
ドローインで腰痛が治らない理由と正しいトレーニング時の呼吸【腹圧】

そして・・・「強いて」と言ったのには理由があります。
詳しく話すと長くなるので簡単に話しますと、腹筋は「自然と力が入る」というのが僕の理想です。

動作をした時に勝手に腹筋に力が入るためには「正しい背骨の形(姿勢)」「正しい重心の位置」「足趾が機能しているか」「肩が下がっているか」が大切になってきます(このあたりは別の記事で解説します)。

とはいえ、いきなり「勝手に力が入る」は難しいです【まずはブレーシングを覚えましょう】


腹筋が勝手に機能してくれるようになるには、結構大変だったりします。僕の経験上、みんながみんなすぐに習得できるようなものではないので、腰を守るには「ブレーシング」を覚えた方が早いです(ちなみに、ヨガのアーサナを正しく取れていれば「勝手に」お腹に力が入っているはずですよ)。

なので、先ほど紹介した動画等を参考にしながら、ブレーシングを練習しましょう!
うまくできているかどうかは、先ほどやって「押し合い」で確認ですね。うまくできるようになったら、実際の場面でも使ってみましょう!

巷の「方法論」は自分で体感して取捨選択しましょう!


身体の「要」とと書かれる大切な「腰」を守る常識として「ドローイン」が言われていますが、それは全くの逆効果である!ということを今回は理解と体感をして頂ければOKです!
昨今様々なトレーニング方法やケアの方法が発信されていますが、どんな情報も鵜呑みにせず「自分の体感」を基準に判断するようにしましょう♪(今回の例のように、全く違うことも往々にしてあります)。

では、今回はここまでです!また何か発見があればシェアしますね♪

ドローインはダメ。ブレーシングで腰を守ろう

ありがとうございました。


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