くどちんのリハビリ室 ~理学療法士による関節痛のケアブログ~

何をしていても腰が痛い!という時にしたい対処方法2選【痛みの原因は『炎症』です】

痛みの一般知識 腰の痛み

「つい数日前に腰を痛めてしまった!」「何をしていても腰が痛い!どうしたらいいの?」
という事でお困りですか?

病院に行くべきかどうかも迷いどころですよね。
常に痛みがある状態だと「何か重大な病気なのでは?」なんて心配にもなっているかもしれません。

でも大丈夫です。
本記事では、そんな不安な気持ちを払拭できるように、その痛みについて解説しますね。

結論を先に言いますと「何をしていも痛い」という場合の原因は「炎症」である事が大半です。
つまり炎症を抑える事が対策として適切ということになります。

では、詳細を解説していきます。

本記事の内容

※本記事の内容は、あくまで僕の知識と経験に基づいた私見です。
話を聞いても少しでも不安な面があれば、医療機関へ受診する事を強くオススメします。

本記事の内容によって、健康被害に遭われても、責任はおいかねますので、予めご了承ください。

何をしていても腰が痛い原因は『炎症』です


まず、痛みの原因について簡単に解説します。

①痛めたのが数日以内、②痛みが和らぐ姿勢がなくどんな体勢でも痛い、という2つの条件を満たしている場合は「炎症」が痛みの原因の可能性があります。

加えて、患部が熱い・赤くなっているという所見がみられる場合は、高い確率で炎症が痛みの原因です。
炎症とは組織が損傷を受けた時や、局所的な血流の低下が一定期間起こっている際に起こる免疫反応の事を言います。

一般的に炎症反応は、2〜3日で反応のピークを迎え、その後徐々落ち着いていく経過を辿ります。
つまり、痛めて2〜3日で痛みがピークとなり、その後は徐々に落ち着いてくる、という事ですね。

実際の臨床現場でも1週間程度で落ち着いてくるケースが多かったので、1週間程度を1つの目安にすると良いでしょう。
これからご紹介する対処方法は、1週間以内での対処方法という事になりますね。

炎症に関する詳細な内容は、こちらの記事で解説しています。
ご興味のある方はどうぞ。
炎症反応ってどんな症状?【チェック項目もご用意しました】

炎症が疑われた時の対処法付2選【安静と湿布対応】

痛みの原因が炎症である事が疑われた場合には①安静にする、②湿布などを使用する、という2つの対応がオススメです。
詳細を解説しますね。

炎症が疑われる時の対処方法①安静にする【患部の刺激を避ける】

炎症が疑われる場合は、基本的には「安静」にしましょう。
安静と言うと「ベッドで寝たきり」というイメージを浮かべる方もいるかもしれませんが、そこまでしなくてOKです。

動けるのであれば、日常生活は普段通りに送って頂いてOKです。
痛み自体は炎症が起きている限りは常にありますが、その中でも痛みが「悪化する」ような動作はなるべく避けた方が良いでしょう。

炎症は「その部位(患部)にそれ以上負担をかけないで!」というサインと解釈できます。
可能な限りそのサインに素直に従い、幹部への刺激は避ましょう!

それによって痛みがすぐに緩和するわけではないですが、痛みを悪化させて長引かせる可能性は下がります(←ここ大事!)。

大切なので何度も言いますが「どうしてもしなければいけない動作」に関しては仕方がないです。
その中でも「痛くなく動作をする方法はないか?」「本当にその動作はしないといけないか?」を検討して頂ければと思います。

炎症が疑われる時の対処方法②湿布などを使用する

これは、医療機関でも推奨されている事ですよね。
消炎鎮痛作用のある「湿布」の使用です。

ただし、使い方には注意が必要です。

先ほど、炎症反応は、損傷が起きて2〜3日でピークを迎え、多くの場合1週間程度で落ち着く、ということを言いました。
その1週間の期間内であれば、特に問題はありません。

しかし、それ以上経過している場合での使用はあまり推奨しないです。
というのも「逆に治癒を邪魔してしまう可能性があるから」

炎症反応は、損傷した組織を修復するために起こる免疫反応です。
つまり、身体が元の正常な状態に戻るために必要な生理現象という事になります。

それを、湿布によってむやみに「抑える」ということはどういうことでしょうか?
治癒過程を遅らせる可能性が出てきますよね。

身体に良いことをしているつもりが、全くの逆効果になり得るのです。
本末転倒ですね。

湿布は使う時期・タイミングをみて使用するようにしましょう!
目安は「黙っている時の痛みが軽減してきたら」。その時期になったら積極的には使用しなくてOKです。

※イレギュラーな例として、一度痛みが治ってきたけど、何かをきっかけに再び痛みが増してきた!という場合があります。
この場合は、湿布を使用してもOKかと。
再び痛みが増したという事は、再び損傷が起こったということなので。

1週間以上痛みが継続する場合は、医療機関を受診しましょう

僕自身の経験と臨床経験上、炎症反応の多くは1週間程度で軽減してきます、という事は何度もお伝えしてきました。
しかし、もちろん全てのケースで同じという事はありません。

何か重大な事が身体で起こっている場合などはその限りではないんですね。
例えば「骨折」していれば、炎症所見は起こりますがもちろん1週間では治りません。

もし痛みが1週間経過しても変わらない、むしろ「悪化」している、という場合には一度医療機関へ受診する事をオススメします。

1週間経過する前でも、心配な場合や何か痛み方が異常だと感じた場合には、速やかに医療機関へ受診してください。
無理矢理1週間待つ必要はありません。

というのも、心配が強かったり、直感で「なんか変だ」と察知する事って意外と当たっていたりすることもあります。

何もなければそれでOK。何かあった後では遅いです。
「もっと早く行けばよかった」と後悔する前に受診へいきましょう!

【まとめ】痛めてすぐは「安静」に。痛みが落ち着いたら「動きの練習」を


では、最後に今回の内容をまとめますね。

  • 何をしていても痛い!という痛みの原因は「炎症」が疑われる
  • 炎症が疑われる場合の対処は「安静」と「湿布を貼る」
  • 安静は可能な限り患部を刺激しないように生活する、という意味
  • 湿布は、痛めて1週間以内の場合に使用しましょう
  • 炎症の多くは2〜3日以内にピークを迎えて、1週間以内に落ち着くケースが多い
  • 対処方法はその1週間以内に行うもの
  • 不安が強い場合、「何か痛みが異常」と感じた場合は、速やかに医療機関へ受診しましょう

最も身近で遭遇する確率の高い「炎症」による痛み。
一瞬で炎症を消し去る魔法はありませんが、なるべく早く落ち着かせる事はできます。

まずは今回ご紹介した2つの対処方法を実践してみましょう。

また、炎症は免疫反応のため『栄養』も大切です。
お酒や乳製品など「炎症を助長する食品」の摂取を避けることも良いですね。

また食べ過ぎは免疫反応の働きを下げます。
食事もほどほどにしましょう。

痛みが出てまずは数日が試練となります。
なんとか湿布で対応して乗り切ってください!(一時的であれば痛み止めも良いですね)

そして痛みがある程度落ち着いてきて「〇〇すると痛い」という段階に入ったら、こちらの記事を参考にしっかり治るよう対応してみてください。
【理学療法士が解説】「何もしてないのに」という腰痛の原因は『習慣』です【具体例とともに解説】

今回は以上になります。
1秒でも早くあなたの痛みが落ち着くことを願っています!!

ありがとうございました。