くどちんのリハビリ室 ~理学療法士による関節痛のケアブログ~

膝に水がたまるとは?【答え:関節液の蓄積です】

膝の痛み 関節痛・肩こり

こんにちは、くどちんです。

この記事では、膝のトラブルに多い「膝に水が溜まる」という現象を解説します!

  • 周りの人に「膝に水溜まってるんじゃないの?
  • そもそも膝に水が溜まるってなに?
  • 膝の水は自然に抜けるの?病院に行った方がいい?

こういった悩みを解決します!

いつも僕が患者さんに話すように、サクッとお伝えしますね!

  1. 膝の水ってなんのこと?
  2. 膝の水が溜まる原因は?
  3. 水を抜くのが「癖になる」とは?
  4. 膝の水は自然に抜けるの?病院に行くべきケースは?

こんな内容でお届けします♪

膝に水がたまるとは?【答え:関節の蓄積です】


まず、膝の水の正体は、関節の中にある関節液という「潤滑油」です。

関節液が溜まることで、いわゆる「膝に水が溜まった状態」となるのです。

関節液は、関節部分で骨同士が摩擦を起こさないようにする役割があります。

まさに「潤滑油」ですね。

潤滑油のおかげで僕たちは関節をスムーズに動かすが可能なんです。

この潤滑油の働きをする関節液「異常に増えて関節内に溜まった状態」の事を世間一般に「水が溜まった」と呼ばれています。

膝に水が溜まるとは「関節液の貯留」のこと

膝の水が溜まる原因は?【主には炎症】


さて、ではどんな理由で関節液は異常に増えてしまうのでしょうか?

その代表的な理由が「炎症」です。

炎症について詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています↓

【完全版】炎症反応ってどんな症状?対処方法と併せて解説します!

炎症のない状態であれば、増えすぎた場合には身体の中に吸収される仕組みです。

ですが、炎症が起きて「過剰」になった場合は、吸収速度が追いつかなくなり、結果として溜まってしまいます。

※お時間のある方はこちらのサイトにより詳しく原因について書いてありますのでご参照下さい。

膝に水が溜まったらすぐ対処しましょう! 専門医が理由を解説

では、一体どういう場合に膝に炎症が起こるのでしょうか?

膝に炎症を引き起こす主な原因の一例は、以下の通りです。

黄色で透明 → 半月板損傷・軟骨損傷・変形性関節症など
黄色で濁りがある(混濁) → 関節リウマチ、痛風・偽痛風など
白く濁りがある → 感染・化膿性関節炎など
血液      → 半月板損傷、靭帯損傷、関節包損傷など
油の混じった血液  関節内骨折(膝蓋骨折・脛骨高原骨折など)
※レントゲンでは、ズレがほぼなくはっきりしない場合
引用元:膝の水を抜いた場合、水の色が大切? 都立大整形外科クリニック

引用元によると、溜まった水を抜くことである程度判断ができるそうなので、この辺りは病院へ行き診察を受けないとわかりませんね。

ただ、水が溜まった場合は、上記のような疾患の可能性が疑われる、ということになります。

とりあえず、水が溜まったら「なんらかのトラブルが膝で起こっていると炎症が起こる」という認識でOKです!

水を抜くのが「クセになる」とはどういうこと?

よく「1回水を抜くとクセになる」という話を聞きませんか?

「一度水を抜くとクセになる」というのは「炎症が継続している場合」に起こりうることです。

さて、水が溜まる原因は「炎症」でしたよね?

再び水を抜かなければいけいない状態になる、という事はつまり「炎症が長引いている」ということになります。

または、患者さんが「水を抜くことに依存する」というケースもありますね。

一度水を抜いた時に楽になった場合、その感覚が忘れられなくて依存してしまう人もいるそうです。

この事実を理解していれば、依存することはないと思いますが、何度も注射することは感染リスクを高めるので、あまり積極的には何度も抜かない方が良いでしょう。

話を戻します。

何度も水を抜かなければいけない!というのは、基本的には「炎症が継続しているかどうか?」で決まります。

この点を押さえておきましょう!

膝の水は自然に抜ける?病院に行くべき場合とは?


では、膝の水は放っておいても良いケースはあるのでしょうか?

僕の結論は「痛みがひどくなければ自然と消失する可能性があるので様子を見ましょう」です。

何度もお伝えしますが、膝に水が溜まる原因は「関節の炎症」です。

ということは、膝の水をなくすためには「炎症を抑える必要がある」という事になります。

炎症の対処方法は「安静」が基本でしたね。

【完全版】炎症反応ってどんな症状?対処方法と併せて解説します!

膝に負担をかける原因を考え、なるべく膝に負担をかけないようにしましょう!

炎症がおさまれば自然に水は抜ける!痛みがひどくない場合は炎症をおさめる対策を!

こんな時は病気に行こう!

「自然と消失するから様子見でもいいですよ」とは言ってもこんなケースは病院に行って下さい!

  • 明らかに「かなり」腫れている
  • 腫れに加え熱を持っている・赤みがある
  • 「痛み」を伴う
  • しびれ症状を伴う
  • 脚に力が入らない
  • 外傷がある
  • 明確に膝を痛めた原因がある(ひねったなど)

こういったケースの場合は、明らかに膝の中で何かが起きている(例えば、靭帯損傷など)可能性があるので、早めに受診をしましょう!

診断が遅れると、治療が遅れ、完治が遅くなってしまうリスクがあります。

僕自身、過去にそういった患者さんと出会いました。

その方は、結果として靭帯が切れていたんですが、切れてから時間が経ちすぎていたため「手術ができない」と医者に告げられました。

そう言われてはどうしようもないので、その方は靭帯が切れたまま今後の人生を送ることになったのです。

もちろん、痛みがおさまれば生活はできますが、その後に身体に与える影響は甚大です。

関節の安定性を保証する「靭帯」が切れてる訳ですからね。

同じようにならないため、ぜひ手遅れにならないうちに病院へ行き、処置してもらいましょう!

【まとめ】自分の動き・習慣を見直す良いきっかけを逃さないようにしよう!

いかがでしたでしょうか?
最後に今回の内容をまとめますね。

  • 膝に水が溜まるとは「関節液(関節の潤滑油)の貯留」のこと
  • 水が溜まる原因は、関節の「炎症」
  • 炎症が治れば水は溜まらなくなる
  • 対処方法は炎症への対応と同じ
  • 痛みを伴う場合は受診がオススメ

「膝に水が溜まる」という現象を理解できたでしょうか?

水が溜まっただけと言いましても、膝になんらかの負担がかかって起こる現象です。

そこには「日常生活での膝への負担の蓄積」というメッセージが込められています。

ぜひ、そのメッセージを逃さず、しっかり動作・習慣を見直す事を検討して下さい。

根本的な問題を放っておくと、いつか大きな痛みとなってブーメランのように返ってくるかもしれません。

病気は突然訪れる、と思われている方が多いですが、実はそうでもないケースがほとんどだと僕は思っています。

必ず何かしらの「危険」サインを脳に送っているはずなんです。

それを無視した結果が「病気」となって現れます。

多くは「習慣」が原因です。

どうかこれを機に自分の「動作・習慣」を医師や理学療法士といった専門家と一緒に見直してみてはいかがでしょうか?

今回は以上です。

でわ。


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